フリーランスという働き方には、リスクもある

自由な働き方を求めている人は多のではないでしょうか。毎日満員電車に乗り、上司に理不尽に怒られ、不本意な仕事をしながら、残業をして終電で帰宅するという生活が耐えられないと考えている人は、特にそう思っているかもしれません。そんな人は、会社に捕われず、時間を自由に使うことができるフリーランサーに憧れるという人は少なくないでしょう。

しかし、自由な働き方をするということは、逆に考えると「すべては自分の力次第」ともいえます。会社という給料を保証してくれるものがなくなってしまうため、営業も自分でやらなければなりません。そうしないと、仕事量によって給料が大きく左右されてしまうからです。仕事を得ることができなければ、当然のことながらお金は入ってきません。満員電車に乗って出社する必要もないし、社内の人間関係に煩わされることもありませんが、ミスをしてもかばってくれる上司もいなければ、会社が損失を補てんしてくれるということもないでしょう。一見魅力満載のフリーランスですが、全てが自分の責任になってしまうということは、忘れてはいけないポイントです。

しかも、自分のスキルの向上にも目を向けていかなければ、どんどんと変化していく社会の中に置いて行かれてしまいますし、そうなると仕事がなくなるという可能性もあります。仕事に手を抜くことができないというのは、自由な時間や煩わしい人間関係から解放される代償でしょう。自由なスタイルで働けるフリーランスには、やりがいや魅力がたくさんありますが、一方でリスクもあるということを考えなければなりません。